小学生や中学生の時、国語の授業は好きな方だった（一番好きだったのは社会）が、「詩」が取り上げられている期間は、とても憂鬱だった。今でも思うのだが、「詩」や「俳句」といったモノに対する審美眼が小学生や中学生の時代に備わっているとは思えないの…

映画の評論には２通りある。映画の筋書きを明らかにするか否か。 映画の評論で主流なのが、「筋書きを明らかにしない」方法。松本人志の『シネマ坊主シリーズ』は映画の筋書きについては殆どふれることはない。公開前の映画評なんかは必ずこの方法になる。 …

韓国滞在記が滞っている。あと４日分ぐらいあるのだが、なかなか筆が進まない。大御所作家気取りである。旅する力―深夜特急ノート作者: 沢木耕太郎出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2008/11メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 31回この商品を含むブログ (84…

好きな作家が、「多作」なのか「寡作」なのかは、結構な問題であると思う。レディ・ジョーカー〈上〉作者: 高村薫出版社/メーカー: 毎日新聞社発売日: 1997/12/01メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 50回この商品を含むブログ (124件) を見る レディ・ジョ…

高村薫が続きます。ブックオフで大量に買い込んだ高村薫シリーズも、コレを読んでしまえば、一作品を残すのみとなります。この後はどうしようか悩むところ。他の作家に移動するか、それとも高村薫の全作品制覇を目指すか…。高村薫は文庫化に当たって、大幅な…

リヴィエラを撃て〈上〉 (新潮文庫)作者: 高村薫出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1997/06/30メディア: 文庫購入: 7人 クリック: 106回この商品を含むブログ (46件) を見る リヴィエラを撃て〈下〉 新潮文庫作者: 高村薫出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1997/…

照柿作者: 高村薫出版社/メーカー: 講談社発売日: 1994/07/11メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 17回この商品を含むブログ (50件) を見る 「マークスの山」に引き続き、高村薫の小説。合田という刑事を引き続き起用しての第二弾小説。ミステリー小説だと…

マークスの山 (ハヤカワ・ミステリワールド)作者: 高村薫出版社/メーカー: 早川書房発売日: 1993/03メディア: 単行本 クリック: 42回この商品を含むブログ (64件) を見る 序盤の退屈さを過ぎれば、あとはドンドン読み進めることが出来た。重い荷物を積んだト…

疾走作者: 重松清出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2003/08メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 29回この商品を含むブログ (96件) を見る 重松清の小説は初めて読む。小説に関する予備知識も全くなし。表紙の写真（イラスト？）が妙に不穏な感じなので、脳…

赤めだか作者: 立川談春出版社/メーカー: 扶桑社発売日: 2008/04/11メディア: ハードカバー購入: 30人 クリック: 195回この商品を含むブログ (293件) を見る 以前から気になっていた本。思い切って購入。 立川談志という希代の噺家に対する愛や憧れを書いた…

ナイチンゲールの沈黙作者: 海堂尊出版社/メーカー: 宝島社発売日: 2006/10/06メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 120回この商品を含むブログ (313件) を見る 酷い期待はずれに終わりました。デビュー作が鮮烈だっただけに残念としか言いようがない。デビ…

時が滲む朝作者: 楊逸出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2008/07メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 34回この商品を含むブログ (81件) を見る 芥川賞受賞作。奥さんが単行本で購入。字の大きさにびっくり。小説にコストパフォーマンスを持ち込むべきではな…

レイクサイド作者: 東野圭吾出版社/メーカー: 実業之日本社発売日: 2002/03/16メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログ (48件) を見る 東野圭吾強化月間も終わりますが、あと一冊残っています。気合いを入れねば。 他の作品とは少し毛色が違う。…

予知夢作者: 東野圭吾出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2000/06メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 15回この商品を含むブログ (40件) を見る 東野圭吾強化月間。もう少しだと自分を奮い立たせるも、少し後悔し始めている。 探偵ガリレオ第二弾。全作と同…

さまよう刃作者: 東野圭吾出版社/メーカー: 朝日新聞社発売日: 2004/12メディア: 単行本 クリック: 12回この商品を含むブログ (142件) を見る 東野圭吾強化月間継続中。そろそろ食傷気味ではあるものの、もう少し。頑張れ、俺様。 物語の序盤は良かったのに…

半落ち作者: 横山秀夫出版社/メーカー: 講談社発売日: 2002/09/05メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 41回この商品を含むブログ (168件) を見る 半落ち [DVD]出版社/メーカー: 東映発売日: 2004/07/21メディア: DVD購入: 1人 クリック: 74回この商品を含む…

秘密作者: 東野圭吾出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 1998/09メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 87回この商品を含むブログ (57件) を見る 東野圭吾強化月間です。あと、３冊ほど残っている。今月中に読めるかしらん。 映画化されたそうですが、その映画…

探偵ガリレオ作者: 東野圭吾出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 1998/05メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 14回この商品を含むブログ (42件) を見る 久しく本を読んでいなかったので、BOOKOFFにて本を漁る。コレクションとしての本を買うのでなければ、こ…

容疑者Xの献身作者: 東野圭吾出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2005/08/25メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 157回この商品を含むブログ (996件) を見る 奥さんが購入。福山雅治のファンなので、この秋公開の映画を見る前に、原作に目を通しておくらしい…

震度0作者: 横山秀夫出版社/メーカー: 朝日新聞社発売日: 2005/07/15メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 40回この商品を含むブログ (123件) を見る 「クライマーズ・ハイ」が良かったので、こちらも読んでみる。「半落ち」も映画化されているし、「震度０…

憲法なんて知らないよ ―というキミのための「日本の憲法」作者: 池澤夏樹出版社/メーカー: ホーム社発売日: 2003/04/25メディア: 単行本 クリック: 6回この商品を含むブログ (6件) を見る 図書館に行って借りてきました。茅ヶ崎の図書館は少し小さいですが、…

白夜行作者: 東野圭吾出版社/メーカー: 集英社発売日: 1999/08/05メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 291回この商品を含むブログ (143件) を見る 黒い。全体的にドス黒い。 小説を読むと、当然頭の中にその情景を浮かべるわけですが、この小説の場合、非常…

オシムの言葉 フィールドの向こうに人生が見える作者: 木村元彦出版社/メーカー: 集英社インターナショナル発売日: 2005/12/05メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 90回この商品を含むブログ (402件) を見る ワールドカップ予選が進んでいます。今のところ…

憲法九条を世界遺産に (集英社新書)作者: 太田光,中沢新一出版社/メーカー: 集英社発売日: 2006/08/12メディア: 新書購入: 4人 クリック: 92回この商品を含むブログ (289件) を見る 資格試験の勉強のために憲法について勉強していたので、少しばかり気になっ…

チーム・バチスタの栄光作者: 海堂尊出版社/メーカー: 宝島社発売日: 2006/01メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 152回この商品を含むブログ (563件) を見る 半日で読了。エンタテイメントの作品としては出色の出来。僕の中ではダビンチコード以来か。デビ…

幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7))作者: 東野圭吾出版社/メーカー: 集英社発売日: 2007/03/20メディア: 文庫購入: 11人 クリック: 263回この商品を含むブログ (243件) を見る 東野圭吾という作家は前から気にはなっていた。作品の内容が云々という話は聞かなかった…

アヒルと鴨のコインロッカー (ミステリ・フロンティア)作者: 伊坂幸太郎出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2003/11/20メディア: 単行本（ソフトカバー）購入: 1人 クリック: 75回この商品を含むブログ (414件) を見る 伊坂幸太郎２冊目。やっぱり惜しい。 …

重力ピエロ作者: 伊坂幸太郎出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2003/04メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 330回この商品を含むブログ (548件) を見る 僕自身、お構いなしに本を読むというタイプではなく、「作家読み」のタイプ。文学系の本と言えば、村上春…

沈まぬ太陽〈1〉アフリカ篇(上) (新潮文庫)作者: 山崎豊子出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2001/11/28メディア: 文庫購入: 7人 クリック: 181回この商品を含むブログ (223件) を見る 沈まぬ太陽〈2〉アフリカ篇(下) (新潮文庫)作者: 山崎豊子出版社/メーカー…

対岸の彼女作者: 角田光代出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2004/11/09メディア: 単行本購入: 6人 クリック: 54回この商品を含むブログ (387件) を見る 八月の蝉に続いて、もう一作読んでみた。と言っても、相方さんが読み終わったのが回ってきただけなので…