クライマーズ・ハイ

クライマーズ・ハイ [Blu-ray]

隣町の映画館にて鑑賞。本も読んだし、ＮＨＫのドラマも見た。これに加えて映画も観るというのだから、我ながらスゴイ入れ込みようである。ＮＨＫのドラマが「原作のあるドラマ」としては出色の出来だったので、これを超える「原作のある映画」となっているかが問題。ダメだとは理解しつつも、どうしてもドラマと比較してしまうだろうな、なんて考えながら映画を観始めた。

これはスゴイ。脚本家出て来い！

「原作のある映画」としても出色の出来でした。ＮＨＫドラマがその世界を忠実に再現したのに対して、映画では「映画としての脚色」をキッチリとこなしていた。斬り捨てた要素とボリュームを増やした要素とそれぞれあるが、必要不可欠な要素を欠くことはなかったし、ボリュームの増やし方も見事。原作を読んだ人でも、必ず納得する出来上がり。
配役で光ったのが、滝藤賢一。墜落現場を見て、心が壊れてしまう記者の役。堺雅人を喰っていた。あとは遠藤賢一か。やっぱり映画はワキが大事。