対岸の彼女

対岸の彼女

対岸の彼女


八月の蝉に続いて、もう一作読んでみた。と言っても、相方さんが読み終わったのが回ってきただけなのですが。
やはり、女の人が女の人の目線で女の人の生活を書いた作品でした。作品の「質感」がとてもなめらかなので、とても読みやすい。文章のリズムも僕にあっているのか、あっという間に読了。読み終わった後、相方さんと「いじめ」について話をしてみた。
僕は、幸いというべきか、「いじめ」の現場には遭遇したことはないが、相方さんは小学校6年生の時にいじめられた経験があるらしい。その時、友達に理由を聞いてみると「順番だから、もうすぐ別の人になるよ」と言われたらしい。そして、しばらくすると別の人に対象が移っていたそうだ。
そんなもんだと思う。大した事ではないのだ、いじめなんて。いじめられている理由なんて、大したものでもないのだし、思いつめて自殺をするほど大したことではないのだ。それでも学校に行くのが嫌なら、学校に行かなければいいだけの話。勉強は家でもできる。「義務教育だから・・・」と言われるかも知れないが、堂々と義務から逃げればいい。