デスプルーフ


監督はタランティーノ
相変わらず脚本はヒドイ。並大抵のB級映画では太刀打ちできないぐらいに完成度の高いB級映画。この脚本を堂々と胸を張って世に送り出すことができる監督は、彼以外には存在しない。でも、映画の作り自体はすごく手が掛かっていて、色んな仕掛けが用意してあるし、メインのカーアクションシーンもすごく良くできている。選曲のセンスはピカイチ。考えようによっては、あのひどい脚本にも意味があるはず。たぶん、この脚本でなければダメなのである。スバラシイ脚本を持ってくると、作品としての世界観が台無しになる。
見終わった後には「ひ、酷すぎる・・・」と思うんだけど、改めて考えると「確かに良く出来てるよね」と感じてしまう、不思議な作品でした。

同時公開されたロバート・ロドリゲスの映画も観てみたいんだけど、相方さんは完全に拒否。さて、どうしたものかしら。