旅する力 - 深夜特急ノート

韓国滞在記が滞っている。あと4日分ぐらいあるのだが、なかなか筆が進まない。大御所作家気取りである。

旅する力―深夜特急ノート

旅する力―深夜特急ノート

沢木耕太朗と言えば、バックパッカーのバイブル「深夜特急」が有名だけど、僕は読んだことがない。そもそも、バックパッカーではない。「深夜特急」を読んだことがないのに、その裏話的な本を先に読むのは如何なモノかとも思ったが、少し興味があったので、奥さんが読み終えた後に読んでみることにした。書いている内容も興味深かったが、それよりもまず、読みやすい文章だった。サクサクと読み進めることが出来て、文字を追いかけるのが苦にならない。
筆者も「深夜特急」を書き終えるのに、数年を要したらしい。途中、全く筆が進まない期間もあったとか。韓国滞在記が進まないのも、仕方のないことなのである。趣味の文章と一緒にして申し訳ないと思うが、言い訳をしたいお年頃なのである。
奥さんは、「『深夜特急』よりも、ノンフィクションの全集を読んだ方がイイよ」と言う。これまでは、あまり「ノンフィクション」というジャンルには手が伸びなかったが、これを機会に読んでみようかとも思う。そして「深夜特急」を読み終えた後に、もう一度読み返してみたいと思う。何か新しい発見があるだろう。