人のセックスを笑うな
タイトルを観て、借りることを一瞬ためらってしまった。中学生ではあるまいに。精神年齢は小学生レベルですがね。
- 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
- 発売日: 2008/07/25
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原作のある映画らしいが、原作は読んだことがない。映画を観た後も、読む気にはなれない。
永作博美と蒼井優が出演している。永作博美は自由奔放な大人の(魔性の)女性を、キッチリと演じきった感じ。蒼井優は(恋に破れた)片思いの大学生を、演技なのか素なのか分からないぐらいに自然に演じている。どちらも好演。蒼井優はTシャツよりもセーターが似合うと思う。
引きの映像、固定カメラ、長回し。3点セットで揃っている上に、上映時間も2時間オーバー。モラトリアムの空気が充ち満ちている地方の美術大学が舞台となると、否が応でも映画の後半はダレ気味になってくる。でも、この映画のウリは、その「ダレ気味」な空気感だと思うし、監督もそれを意図して、あえて長めにカットを切っているハズ。普通の映画と同じ感じでカット割りをすると、松山ケンイチと蒼井優のプロモーションビデオになってしまう。そんなモノを金払ってまでは観たくない。
ラストシーンは結構良かった。監督はこのシーンを取りたかったのではあるまいか。