11月28日 韓国旅行3日目 『意外と…』

鍾路(チョンノ)にダッカルビの有名店があるとのこと。ようやくキムチの辛さになれてきた程度の初心者が、「ダッカルビ」という辛さ最高峰の食べ物に挑戦して良いものか、と迷いつつも、他に選択肢もないので店に向かう。奥さんは、「確かに辛いけど、大丈夫。美味しいって」と励ましてくれるが、不安ばかりが先に立つ。オイラの予定では、韓国滞在の最終日あたりに挑戦しようか、と考えていたのだが。

昨日に引き続き、清渓川(チョンゲチョン)沿いの道を歩いて店に向かう。相変わらず人通りは少ない。夜だからなのか?それ程人気のある観光スポットではないのか?昨日とは違って、大きな店だったので迷うこともなく辿り着くことが出来た。「春川本店(チュンチョンポンジョム)」という店で、韓国全土にチェーン展開するダッカルビ専門店の総本店らしい。店内は広くて、すでに満席近い状態だった。日本人らしき人は見あたらないが、サラリーマンの集団が飲み会をしていた。食べながらその様子を見ていたが、見た目は日本の会社の飲み会とそれ程変わらない。後輩が先輩に酒を注いで、先輩は後輩をいじる、という構図。どこの国でも一緒なのだろうか。

ダッカルビ




食べられないぐらいに辛い食べ物を想像していたのだが、思いのほか辛くない。連日のキムチで、舌が辛さに慣れていたせいもあるかも知れないが、美味しく食べることが出来た。店員さんがてきぱきと仕事をこなしているので、とても好感が持てる。店員さんがダッカルビを作ってくれるのだが、テーブル毎に担当が決まっているわけでもなく、その辺りにいる店員さんが、それぞれテーブルの様子を見ながら、サッサッと作ってくれる。「モドゥンサリ」なるモノも追加。おもち(トッ)や麺(チョルミョン)の盛り合わせで、これを見事な手さばきでダッカルビに混ぜてくれる。サツマイモ、ソーセージなんかも具として入っていて、これも美味しい。最後はチャーハンを作ってくれる。これが美味い。これのためにダッカルビを食べてもいいと思うぐらいに美味い。




帰りに恒例の仁寺洞(インサドン)散策。到着初日から気になっていた建物があったので入ってみる。サムジキルという名前の建物で、構造が表参道ヒルズみたい(螺旋廊下?)になっていた。店は韓国の伝統工芸品を扱う店が多かった。お土産を買うには少しタイミングが早すぎるので、全店をひやかして廻ることにする。刺繍を施したアクセサリーをみると、とても手が込んでいてビックリした。最上階にカフェがあるので、ひと休みするが、ココでもコーヒーは不味かった。

帰りにコンビニに立ち寄って、お茶などを買って帰る。伊藤園の「おーい、お茶」が日本のラベルのまま売られていた。2400ウォン。焼酎よりも高額なお茶ってどうなんだろうと思う。ただ、韓国の人が日本に来て焼酎の値段の高さにビックリするのだから、お互い様と言うことなのだろうか。