ヒトラーの贋札

ヒトラーの贋札 [DVD]

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以前から気になっていたのだけど、行きつけのレンタルビデオ店で一週間レンタルになったのを機に借りてみた。細かいところで「ナチュラルボーン・貧乏性」であることに気が滅入ってくる。
ナチス政権下のドイツで、連合国経済の転覆を図るために贋札を作っていたそうな。その作戦に参加した人が書いた本を映画化したとのこと。アメリカでアカデミー賞(外国映画部門)を獲得するのは何かの因縁か。ベルリンでは無冠らしい。
内容的には「うーん」という感じ。全体的に「のっぺり」した感じで、特に山場も無く。もう少し盛り上がりがあればなあ、と。
ナチス政権下では「金持ちである」という理由だけで刑務所に収容されたらしい。そんなこともまったく知らない僕は、「そうなの?」と奥さんに聞いたら、白い目で見られた。すみません。
話しは逸れるが、日本では何故戦争について、キチンと学校で教えないんだろう。辛うじて教えているのは、原爆が広島と長崎に投下されました、ということだけのような気がする。僕が受けた日本史の授業では、大正時代以降はサラッと流された程度だった。大正時代以降は「近代史」だから「歴史」ではないのだよ、と誰かに言われた記憶もある。
でも、お隣の国とかと仲良くしようと思ったら、これは避けては通れないと思うわけです。外国に行ったことは無いけど、日本人である以上、何も知らないでは済まされないと思うわけです。何らかのポジションを取って置かないと。何も知らないというのが一番不味そうであると。
古代の話を教える時間があるぐらいなら、近代の話を「考えさせた」方が、よほど役に立つと思うんだけど。最近では、聖徳太子は実在しなかったとか言う説も出てきてるらしいじゃない。そんなあやふやな歴史の話よりも、よっぽど確実な近代の話をした方が良いと思うんですよ。
僕があまりに不勉強なだけなのでしょうか。あら、皆さんご存知でしたか。たまに怠惰な高校生活を後悔しますね。