レイクサイド

レイクサイド

レイクサイド


東野圭吾強化月間も終わりますが、あと一冊残っています。気合いを入れねば。
他の作品とは少し毛色が違う。結末の部分も雑。ミステリーという形をとってはいるものの、犯人の心理描写が一切ないまま結末を迎えるので、物足りなさが残る。ただ、淡々と事実を追いかけるだけのミステリー。犯行に至った動機を知るところで、物語に対するカタルシスを得るものだと思うのだが、そこの部分が意図的にではあるにせよ欠落しているので、読後感があまりよろしくなかった。
映画化もされているそうだ。
レイクサイド マーダーケース [DVD]

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「観たくなる映画」と「観たくない映画」のどちらかと聞かれれば、確実に後者。ただ、役所広司薬師丸ひろ子杉田かおる柄本明、豊川悦司、というキャスティングは魅力。役所広司柄本明、豊川悦司が一緒のカットに入って演技をしているのを想像するだけで、脇に汗が出てくる。