秘密

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東野圭吾強化月間です。あと、3冊ほど残っている。今月中に読めるかしらん。
映画化されたそうですが、その映画は見てない。広末涼子が主演らしい。少し原作とイメージが違う。原作を読んで映画も見たくなる場合もあるけども、この作品に関しては原作で充分。
感動作との評価が高いようですが、あまり感動しなかった。最近のオリンピックをみているだけで、多少涙ぐんでしまうぐらいなのに。子供がいるお父さんが読んだら、号泣ものかもしれない。とはいえ、話の中だるみ感は結構なもので。ラストの5ページについては、確かにハッとしたが、それ以外の部分については、正直どうでもいい。作者もラストの5ページが書きたいがために、そのほかの部分を捻り出したんではなかろうかと。
ここまで東野圭吾の作品を読んできて感じることは、その守備範囲の広さ。この作品を読む限り、白夜行と同じ作者とは思えない。ここまで作品の雰囲気を変えられるのは、才能なのかもしれない。個人的には、ピストルを沢山持っているよりも、バズーカ砲を持っている作家の方が好みだったりする。東野圭吾は確実に前者だ。