潜水服は蝶の夢を見る


良作でした。ハリウッドで映画化されなくて良かった。ジョニー・デップが主人公のキャストを熱望したらしいが、彼に任せなかったプロデューサーは正しい。

最近、テレビから物騒なニュースばかりが流れてくる。大半が、自らのおかれた環境を悲観しての犯行みたいだ。社会のせいにするのも結構だが、この映画の主人公が劇中に
「自らを憐れむのをやめた」
と言うのを聞いて、結構な衝撃を受けた。

我が家の再生環境が良くなかったせいなのか、ほとんど音声なしの映画だった。これって正しいのかしら。主人公のおかれた環境を表しているものだとばかり考えていたのだが、今更ながら少し疑問。