字幕?吹き替え?

会社を辞めてから映画を前にも増して家で映画を観るようになったわけですが、
「字幕を追うのがツライな・・・」
と感じるようになりました。もう若くは無いのかと思いましたが、実際のところどうなんでしょう。劇場公開された洋画に関しては「字幕版」と「吹替版」の選択はほぼ不可能なので、何も言わずに「字幕版」を観るわけですが、DVDを借りて家で観る場合には、ボタン一つで切り替わってしまうわけです。ビデオの時代であれば、「吹替版」のビデオを借りなければいけなかったわけですが、DVDの時代になってからは、そんなことを気にする必要もなくなったわけです。
おまけに、目の上下動を繰り返さないといけないために、結構目にダメージが残ります。字幕ばかりを追っていたので画像が目に入らない、なんて本末転倒なことにもなりかねない。その点、吹替版だと(誤訳はあるにせよ)可能な限り台詞に近い形で吹替えがされるし、情報量も文字に比べれば圧倒的に多く、そして目は映像に、耳は台詞にと本来の姿で映画を観ることができます。


「吹替だと俳優のイメージが崩れる」
なんて事も言いますが、そんなこという人間に限って、ブラット・ピットの本当の声を聞いても誰だかわからなかったりするものです。ジャッキー・チェンの声なんか、日本人にしてみれば吹替え版の声のほうが馴染みが深かったりもします。


そんなわけで、最近の僕は、無理をして字幕版を観ることには否定的なので、なるべく吹替版で見るようにしています。最初は「24」を吹替版で観たのですが、これがナカナカ良いわけです。ぜんぜん疲れない。ストーリーもすんなり頭に入ってくるし、長時間見続けても、全然苦にならない。これに味をしめて吹替版を好んで観るようになりました。


海外ではどうなんでしょうね。日本の映画が海外で公開されるときに、英語の字幕が付くんでしょうか?海外でも字幕版が主流なんでしょうか。なんか、日本人の保守的な気質が原因で、吹替え版のスクリーン数が少ないだけなんじゃないの、なんて考えているんですが、海外でも同じ様なものなんでしょうか。


でも、タレントが声優をするのは如何なものかと思います。たまに「タレントの○○さんが映画の吹替えに挑戦!」なんてのをテレビのニュースでやってますが、こっちにしてみれば、
「貴様の挑戦を見守るために1800円払って映画観るわけじゃない」
「そんなもん、24時間テレビでやってくれ」
「本職(プロ)呼んでこんかい!」
という感じなので。


そんな事言いながら、相方さんは「字幕」派です。