ショート・カッツ
- 出版社/メーカー: パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
- 発売日: 2007/11/22
- メディア: DVD
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学生の頃に見逃した映画。それからずっと観たいと思っていたのだが、最近になってようやくDVD化されたので、やっと観る事ができた。
「良くわからない」というのが正直な感想。
害虫駆除のための殺虫剤を空から振りまいているロサンジェルスが舞台。色んな問題を抱えた色んな家庭が登場して、その家庭が少しづつ繋がっていて・・・。家庭の問題は程度の差こそあれ、そんなに簡単に変わるわけではなく、とはいえ日々は否応無く過ぎていくし。そういった風景を、淡々と見せ付けられる。映画という形態はとっているけど、映画らしいハッピーエンドは無く、ストーリーの起伏もほとんど無い。
20人ぐらいの登場人物を使った群像劇なので、その点においては監督の手腕は評価されるのかもしれない。でも、映画としての構成を期待するとスカされる。すごくラストが唐突で、その衝撃度は「大日本人」以上かもしれない。おまけに3時間近くある映画なので、観終わったときはひどく疲れた。
バカと天才は紙一重、というけど、この映画もそんな感じ。「イイ!」という人と「最悪!」という人は同じポイントのことを話すと思う。僕は「最悪!」とまでは言わないけど、他人に観ることを薦めることはしない。興味がある人は観ればいいと思うけど保証はしませんよ、と。
ちなみに、ショーン・ペンの弟が出ている。弟とは思えないぐらいに体型が違うけど。