ディアハンター
- 出版社/メーカー: ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
- 発売日: 2007/06/14
- メディア: DVD
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ベトナム戦争を描いた映画。戦争の悲惨さは、人を殺す/人が殺されるというだけではなく、家族や友人の心も蝕んでいく、関わった人たち全てを不幸にしていくのだと、改めて考えさせられた。イラクでの戦争が、アメリカの人たちにとって「ベトナム戦争」の再現とならなければいいがと思う。当然、イラクの人たちにとっても。
最近の映画に比べれば退屈に感じる気もするが、とても丁寧にシーンを重ねていく撮り方はとても好感を持った。3時間近い作品だけど、あまり長くは感じなかった。知らない間に引き込まれていた感じがする。有名なロシアンルーレットのシーンも印象深かったけど、一番印象に残っているのは、マイケル(デ・ニーロ)が故郷に帰ってくるシーン。帰還を喜ぶ横断幕をみて、パーティーの準備をしている自宅には帰らず、一人でモーテルに泊まり、泣くところ。
ロバート・デ・ニーロやメリル・ストリープはロシア人(ソ連からの移民?)という設定みたいだったけど、どういう意味なんだろうか?監督はこの設定に何かを込めていると思うんだけど、それが分からなかった。少し気になる。