赤ちゃんの逆襲

赤ちゃんの逆襲 [DVD]

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相方さんは語学が好きなようで、

  • 日本語(日本人だから当然。おかしな関西弁も少し話す)
  • 英語(英検準一級。去年、初めてアメリカ上陸を果たすが、打ちひしがれて帰ってきた。)
  • 韓国語(韓国映画を字幕なしで見ることができる)
  • トルコ語(3ヶ月ぐらい住んでいた。)

と、俗に言う「マルチリンガル」である。これに加えて、最近フランス語の勉強を始めた。何でも、大学のときに第二外国語として選択していたらしい。勉強といっても、文法とかにはあまり興味は無く、もっぱら会話を中心に勉強中。そんなわけで、
「フランス人の友達が欲しい」
と毎日のように言う。駅前のスターバックスには沢山の外国人がいるのだが、そこに行く度に外人さんの顔をじっと睨みつけている。フランス人かどうかを品定めしているんだろう。もし仮に、フランス人らしき人がいたら、どうするつもりなんだろう。話しかけるんだろうか。


というわけで、そんなフランス語学習の一環として、フランス映画を借りた。まあ、これがひどい出来。一応コメディ映画に分類されているが、何が面白いのかぜんぜん分からなかった。まるで、ドキュメンタリー映画でも観ているかのような状態で、テアトル宗村には一切笑い声が起こりませんでした。終わりが近づいてくる頃には、「えぇ、もう終わり?違うよね、終わりじゃないよね・・」と不安に駆られる始末。俺様の一生を費やしても、エスプリを理解することは出来ないだろうな。おまけに、相方さんは「ぜんぜん聞き取れなかった」といって落ち込むし。


大体、あの独特の、鼻の周りで発音する感じの言葉を聞くと、「笑う」というよりも「しんみりする」んだよな。なんか、泣かないといけない雰囲気が言葉から漂うから。フランス人は、これを観て笑っているんだろうか。確かに、ゲラゲラ笑うフランス人、って想像しにくいところがあるからなあ。たぶん笑ってないよ。それ以前に、この映画じゃ笑えないよ。