風立ちぬ
我が家では、一応ジブリ作品(宮崎駿作品)が公開されれば、映画館で見るようにしている。オクサンと話し合って決めたわけではないのだが、公開されると何となく「見に行くよね」的な雰囲気が漂う。
というわけで、見て来ました。話題作。
でも、ジブリで飛行機映画といえば「紅の豚」。コレは揺るがない。
ま、これは飛行機映画ではないのだけれど、、、。
話題になった庵野カントクの声も、気にならないどころか、凄くイイ。
「ただの棒読みじゃねーか」と言わせない何かがあった。
ただ、國村隼の声が一番素敵(完全に個人的な好みだけど)。
話としては、まったく救いのない話なんだけど、確かにグッと来るモノがある。
エンドロールで少し泣いた。年をとると、涙腺が緩むというのは本当みたいだ。
アンコール!!
久しぶりに映画館で映画を見ることが出来た。
いや、映画を見ること自体が久しぶり。
とは言え、京都の映画館の上映スケジュールを見ても、なかなか見たいと思うような話題作もなく、消去法で選んだのがこの映画。
結果は大満足。とても良い映画でした。
ハンカチが必要なぐらいボロボロと泣いたのは、ニュー・シネマ・パラダイス以来です。
特に、合唱団のコンサートでおばあちゃんがある歌をソロで唄い上げる時は、非常に良かった。声を震わせながら唄うおばあちゃんの演技もすごかったし、選曲としてはこれ以上ないぐらいのチョイスで涙なしには見れないシーンでした。
そして映画のラストでおじいちゃんがソロで歌うシーン、コチラも負けず劣らず、非常に良かった。
とってもいい映画でした。
空気人形
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原作は読んだことがないけれど、どうやら漫画らしい。観ている間は、「山本直樹の原作かしら?」と思っていたが、どうも違うらしい。業田良家という人の原作で、「自虐の詩」なんかも書いている。
ぺ・ドゥナを全面に押し出した感じ。確かにかわいい。カット毎に受ける印象がコロコロ変わるので、おもしろい役者さんだなあと思う。意図してやっているのか、それとも素を出してみたカットを監督が選んだだけなのか。キネマ旬報の読者であるうちの奥さんによると、この作品で日本アカデミー賞の主演女優賞にノミネートされたとか。
ぺ・ドゥナの脇を固めていたのが、ARATAと板尾創路。
ARATAは、「ピンポン」のスマイル役の印象が強すぎて、メガネをかけていないと誰だかわからないのは俺だけか?板尾は良い味出していた。
ただ、映画としては少し消化不良の感覚が残る。監督は是枝監督。グイグイ引っ張っていくような「マッチョ」な監督ではないし、原作もそんな風なモノではないのだろうと思う。ただ、もう少し起伏を付けても良いかなと思う。そろそろ、飽きられちゃうかもよ。
フロスト×ニクソン
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靴のお師匠さんのブログで、この映画について言及されていた。それとは別に、どこかの雑誌でそれなりに高い評価を得ていたのを覚えていたので、借りてみることに。
特にスクリーンで名を馳せた俳優が出演しているわけではないのに、クライマックスでは画面から目を離せないぐらいになった。派手な爆発があるわけでもない。アクの強い俳優の顔が画面一杯に大写しになるだけなのに、息をのんでしまう。インタビュアーのモミアゲが気になるのは確かだけれど、合衆国大統領とワイドショー司会者がソファーに座りながら繰り広げる「頭脳戦」の緊張感がビシビシ伝わってくる。
アメリカ映画では、法廷劇とマスコミ劇が一つのジャンルとして確立されているけども、日本でもそんな時代がくるのかしら。裁判員制度とかが導入されて、法廷は劇場化の流れに乗っているわけだから、それほど遠い将来ではないと思う。。
今の日本だと、
- 木村拓哉の法廷劇
- 福田前首相とみのもんたの対談番組
となる。
思いのほか遠い将来の話になりそうですね。
覆面ダルホ~演歌の花道~
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韓国滞在中、観客の年齢層が高めの歌番組が結構な割合で放送されていた(CSだからかな?)。日本で言うと、「演歌」ではなく「ムード歌謡」みたいな曲調(そう言えば、ムーディー勝山はどうしているのでしょうか)。奥さんに話を聞くと「トロット」と呼ばれるモノで、50歳以上のおじさん世代はコレを聞いて若い時代を過ごしたらしい。メロウな曲調からアップテンポの曲まであって、耳について離れない曲が多かった。日本人にとっては、K−POPと呼ばれるような曲よりも、インパクトが強いと思う。
日本に帰って、「トロット」について調べてみると、
韓国の旧来型大衆楽曲のうち、「ズンチャッチャ、ズンチャッチャ…」の3拍子ないし「ズンチャチャチャッチャ・ズンチャチャチャッチャ…」の4拍子を基本とするものをトロット(트로트)、「ンチャ・ンチャ…」の早い2拍子を基本とするものをポンチャック(뽕짝)と呼ぶ。
トロット - Wikipedia
でた、「ポンチャック」。学生時代、友人のF本君、I田君が熱狂していた、あの「イ・パクサ」の「ポンチャック」です。まさか、こんなルートで学生時代の思記憶を呼び覚まされるとは。
さて、映画についてですが、特筆すべき事柄はは何もありません。「演歌の花道」という日本の映画を韓国用に作り直したモノらしいです。観ていて飽きることはないですが、話の展開は予想通りの展開になり、観た後には何も残りません。疲れた日に、甘いものを食べながら見るのが良いでしょう。